正導印をお求め下さったお客様の声 

 

 瀬戸容子(仮名)様  女性・16歳・高校生

私は、父から「認印」の大切さを聞いています…

私は十六歳ですが自分の印鑑を持っています。
「少し大きい文字認印」ですが、立派な印鑑です。
高校入学の時、父からお祝いにもらいました。
成人式には実印をプレゼントしてもらう約束をしているので、今から楽しみです。
軽視されがちな認印ですが、私は、父から「認印」の大切さを聞いています。
それは、捺印する機会が一番多いものであるからこそ、安易に選んではならないということ。
私としては、この認印のシンプルな細字が好きですけど。
終わりに、エッセイ部の私ですが、でもまさか私がハンコの体験談を書くとは思いもしませんでした。
 

 秋元洋介(仮名)様  男性・33歳・ホームセンター勤務

実印を持って、初めて社会の一員になれた気がした…

おかしいのかもしれませんが、私は、この歳になって初めて実印を持ちました。
高校中退してからずっとフリーターで、少し稼いでは海外を一人歩きしている良い身分だったので、実印など不要でした。
まあ要するに、父が倒れ、母が一人きりになって、ようやく敷居の高い実家に帰って来たわけです。
結構器用な私は、近所のホームセンターで雇ってもらい、勝手の違うサラリーマンを始めましたが、しばらくして、店長から「とっくに30超えた男なら、まず実印ぐらい作りなさい」と言われました。
店長が言うには「いつまで続くか様子を見ていたが、やれそうなので勧めた」ということです。
しかし、実印を持って、初めて、社会の一員になれた気がしたのは事実です。
それと、印鑑というと何十万円のイメージがありましたが、こんな本格的な実印が意外に安いので驚いたし、正直助かりました。
私の現在の夢は、十年先で自分の店を持つことです。
前の経験を活かして、主に海外旅行者向けのホームセンターを目指しています。
とりあえず、ハンコ負けしないように頑張ります!
 

 増田弘子(仮名)様  女性・20歳・大学生

…認印がちょっと大きめで、すごく気に入っています。

成人式のお祝いに、正導印の「実印・銀行印・認印」三本のセットを父がプレゼントしてくれました。
自分の印鑑を持つと、成人した実感が沸いてくるし、何だか人生をも左右するような気がして不思議です。
さまざまなデザインの印鑑が存在しますが、正導印は、認印がちょっと大きめで、すごく気に入っています。
これからの長い人生、苦楽を共にする宝物と思って大切にします。
 

 佐藤 愛(仮名)様  女性・28歳・OL

確かに使うのは人ですけど、印鑑が主役だって思う時が多いです。

これまで自分の実印を持ってなかった私ですが、結婚を機会に作りました。
といっても、私は年齢の割に古風な考え方(だと自分では思っているのですが)で、印鑑に無頓着だったわけではありません。
むしろ興味しんしんでした。
それは、銀行という職場柄が大きいです。
銀行の窓口に座っていると、いろんな方が来られて、それはもう悲喜こもごものドラマがあります。
私も脇役ですけど、日々現場で体験させてもらっています。
印鑑って、ほんとに大事です。
確かに使うのは人ですけど、印鑑が主役だって思う時が多いです。
私は印相を見るハンコ屋さんじゃありませんが、確かに「名は体を表す」って印鑑にもありますよね。
選び方っていうのでしょうか、やっぱり性格が出るのでしょうか?
友人達を見ると、普通は成人式に親から頂くことが多いらしいですけど、私は幼い時に両親共失っていることもあって、作る時期は自分の意思で決めることにしていました。
私は「ここぞ!」って時を自分の意思で決めたくって、その時が結婚だったのです。
彼は同僚で、彼は再婚になります。
仲人は今の支店長で、実は、支店長が正導印のファンだったのです。
それで私も正導印なんですけど(笑)、実際一目見て気に入り、支店長からのプレゼントです(笑)。
小さなハンコですが、私のお宝になっています。
こんなことを言うと(病気らしい病気もせずに暮らして来た私ですので)罰が当たるかもしれませんが、今までの人生は大幸福ではありませんでした。
でも、これからは毎日ハードに働いている彼を助けて、誰よりも幸せな家庭を築いて行きたいと思っています。
 

 田神 功(仮名)様 33歳・男性・会社員

…妻のためにも、何か一つの形が欲しい…

私の十代は暴走族のリーダーを気取って、もうむちゃくちゃでした。
今こうして生きているのが不思議なくらいです。
仕事も去年入社した知人紹介の会社で4回目の転職になります。
結婚も繰り返して、子供はいませんが、今度で転職と同じです。
この有様ですので、我ながら、周りの信用はゼロだと思っています。
ですから、全てが最後の覚悟でおります。
私が正導印を選んだきっかけは、今の会社の奥様(経理をされています)にお聞きした時になります。
別に求めていたのではなく、押された印影が「えらくスマートな」と思い、何気なく問いました。
奥様は「○○さんのも頼んであげようか?」と言って下さり、仕事を終えた私を呼んでくれました。
そこには社長もいて、この時初めて長く話をしたのですが、驚いたのは、社長が元暴走族だったこと!
本格的な方に足を踏み入れた経験もあったようです。
言っときますが、社長はどっから見ても五十六歳の紳士です。
社長は淡々と過去を述べ、奥様は横手で大笑いしておられました。
印鑑の話は最後に出て来て、社長は36歳で会社を立ち上げて以来、正導印のファンだそうです。
私は、知人が今の会社を紹介した理由を察しました。
私は、ゴチャゴチャした人生には終止符を打ちたいと思い、これを書いています。
社長の受け売りになりますが、私を選んでくれた妻のためにも、何か一つの形が欲しいと思い、それを正導印に頼っています。
 

 吉井一成(仮名)様 男性・59歳・自営業

押印する際の、何とも言えない充実感や安心感…

正導印のお世話になって、はや二十数年が経とうとしております。
私が印鑑を正導印に寄るようになりましたのは、私の父が知人の連帯保証人になった結果、自ら破産の憂き目に会い、裁判所からの帰途に脳梗塞で倒れ、一瞬に逝ってしまうという、定まり具合も滑稽なばかり、人間の危うさを垣間見た事件が契機です。
正導印を紹介して下さったのは、Aさんという代々続く呉服問屋の五代目に当たる方で、私が子供時分から見知っている問屋街の会長でもあります。
それまでも、銀行への同行など、親身に色々と相談に乗って下さっていたのですが、父の葬儀が終わり、一連の騒動もようやく収束しようとする頃でした。
「ここらで気分一新、ハンコ、替えてみないか?」
と、Aさんが唐突に、改印を提案されました。
「ハンコ?」
また何を言い出すやら、さすが古いよね…私は内心笑いました。
ところで、Aさんの御商売と申せば、同業の多くが廃業している中にあって、今も隆盛を誇っておられます。
文字通り順風満帆、金満家を絵に描いたような老舗主人です。
しかしながら、ぼそぼそ語られる内容は、青臭い私を打ちのめすものでした。
先ず、如何にも呑気な風貌のAさんをして、ただ持って生まれた幸運が支えているわけではなく、むしろ、連続して訪れた艱難辛苦が現在の基礎を築いている現実に驚かされました。
 
ピンチをチャンスに替えた秘訣は、止むことのない、Aさん御自身の創意工夫そのものでした。
そのようなこと、私は全く存じませず、それどころか、相談に乗って下さっていた正にその時期、Aさん御自身が、大手取引先の倒産劇最中に居られたのです。
私は、身の置き所無く、我が身勝手、浅はかさを猛省する以外に術がありませんでした。
何せ、当時の私ときたら、悲劇を生んだ関係者達を糾弾した挙句の果て、己自身の人生をすら呪う作業に没頭しておりましたから。
おまけに、私が期待していたのは、正導印がもたらす棚ぼた式幸運話に違いなかったのです。
私は拍子抜けの体で、それを素直に述べました。
Aさんは、「自分にもよくは理解出来ていないが、人の生き様を変えることに、改印の本意も在るのではないか」との旨を申されました。
印鑑と申せば、やれ開運だとか吉相だとかの、まじない染みた安っぽい文句が、枕詞の如く羅列致します。
そもそも事の大小を問わず、契約の基を為すべき印鑑の価値が、吉凶の具に供されることに違和感を覚えてなりません。
浅学にして商売人の私が口にして誠に恐縮ですけれど、印字が紙幣の押印と同様の「てん書字体」であること、そして、材質が「つげ」のみであること、この二つを取り上げて、私が正導印をお勧めする理由に足って十分と申せます。
 
二つは、流行や営利に走らない何よりの証であるからです。
これを例えに、あくまで我が国の伝統を重んじる正導印の姿勢が、押印する際の、何とも言えない充実感や安心感に繋がっている様に思えるのです。
 
私の家族は、認印・銀行印・実印と全て正導印を用いていますが、日常、認印の押印に際して、周りから感嘆に似た言葉で評価されるものは、ゆったりした陰影(いわゆる印の『顔』)だそうです。
当然頻繁に押印する認印においてさえ、これだけ優越した心理状態を保てる印鑑が他にありましょうか。
これこそが、「押印することで道が開けて行く…」の由縁だと思っています。
殊に、滅多やたらに用いてはならない実印において、その真価が極まるのは疑いの無いところです。
この場をお借りし、かつての荒んだ心を、自らの人生を重んじる自然な心へと導いて下さったAさんに感謝するとともに、私の身に在って常に悠然たる面持ちの正導印を、一人でも多くの皆様方に推薦申し上げたいと存じます。
 
 
 
 此の度は数多くの体験談をありがとうございました。
 
 
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