「てん書字体」は、古代から印字に用いられ、長い歴史を経て今日に至っているものです。
日本国の行政を司る印の書体が実に「てん書字体」であること、なかんずく紙幣の押印がこれによっていることに見れば、お察し頂けると思います。
「てん書字体」は日本国の歴史と歩調を同じくすると申しても過言ではないのです。
ところが、「古てん書彫り」は長年の修行を要することから、一流と言われる「てん書彫り専門家」が少なく、必然、後継者も極少ないのが現状であるため、ますます我流が横行する弊に陥っています。
正導印は、正統の「てん書字体」による印を世に広め守る使命を自負しております。
貴方の大いなる分身として財産の管理をしますから、一生の付き合いになるものです。
それゆえに 重厚で耐久性のあることが要求されます。
事故の起きやすい機械彫りではなく、手彫りであることが絶対の条件と考えます。
金融機関と貴方をつなぐ大切な役割を担います。
実印と同様に金融資産を守りますが、本来的に実印と銀行印は役割を異にしますから、両者は峻別すべきです。
日々の生活の中で、最も頻繁に使用されます。
ところが、意外に軽く扱われ、使い捨て感覚ですらあります。
賢者は、正に日常の顔を表す認印にこそ気を配ります。
認印は仕事を司り、仕事印とも言われます。
正導印は、伝統の力を常日頃において存分に発揮して頂きたいと願うものです。